同窓生のホームステイ受入れ体験記が届きました。

23期生の桂さんからホームステイ受け入れの体験記が届きました。

現在、TIATのホームステイ先を阪南高校が募集していますが、興味がある方は参考にしていただけると思います。


23期の私と58期の息子のホームステイ初体験

桂 (23期)

阪南高校とニュージーランドタワカレッジの国際交流。PTAの会議の中でホームステイの話を聞き、私は楽しそうだなと感じていました。妻にこの話をすると“いいよ”と快諾。実際に、食事や洗濯など生活全般の面倒を見ることになる妻がどうかなぁと思っておりましたが、やってみようということになり、ホームステイの受け入れとなりました。しかし外国の人がうちに泊まるのは初めての事、まして9日間の長期で。さてさてどうなりますやら・・・。

いよいよ4/19、Rhys(リース)君がやって来ました。(デカい。)長身の好青年です。迎えに出ると、日本語で挨拶してきてくれました(日本語話せるやん。ほっ。)。聞けば、タワカレッジでは3年間日本語必修だそうで、漢字はあかんけど少し話せるそうです。でも本当に少しなんで、そこからは学生時代の英語の知識(もともとの容量に限りがあるんですが・・・)をフル活用しての実践英会話。まぁ、会話というか単語を並べてるに近いですが。

初日の晩御飯のメニューはトンカツを中心に日本食のきんぴらと冷奴の小鉢、味噌汁、白ご飯。箸は上手に使ってました(結構ニュージーランドでも使う機会があるようです)。いくらか残してましたがすべて手を付けていました。食事のマナーとして、お茶碗の飯粒はきれいに食べるように教えました。 2日目は息子と銭湯初体験。面白かったらしいです。 3日目の夜は、大阪らしくタコ焼きパーティー&お好み焼き。 次の日は、初めての週末、リース君と息子は高校主催の大阪ツーリズムへ。夜は、知人の二家族を招いての手巻き寿司で賑やかに楽しみました。 日曜日には奈良へ妻とリース君と3人で出かけ、東大寺、依水園、奈良基督教会でのパイプオルガンコンサート。ついでにならまちも散策。その後、部活動(サッカー部)を終えた息子と合流し焼肉(コリアンスタイルBBQと説明)を食べに行きました。

リース君のいる日常があたりまえのように流れていく中、水曜日にはもう高校主催の送別会。両校の生徒たちによる歌や踊りのパフォーマンスを楽しみました。学校からの帰りにはリース君リクエストのラーメン屋で食事。最後の晩餐がラーメンって・・ そして最終日、本当に長いようで短いホームステイ。はじめはどうなるかと思いましたがあっという間の9日間でした。名残惜しくて阪南高校まで妻と見送りに行きました。高校からのバスの出発時には、たくさんの阪南高校生も参加。涙あり、笑顔あり、心温まるすごくいい光景を見ることができ、阪南高校、タワカレッジの2校による素晴らしい国際交流だとあらためて感激しました。私はというと、ニュージーランドに新しい息子ができたような感じです。

このホームステイには、阪南高校の生徒のご家族だけでなく、地域の方々も留学生の子供達のホームステイ先として手を挙げてくれています。 たくさんの方々の支えにより、素晴らしい出会いに触れることのできる子供達。 この恵まれたそして世界に開かれた学習環境がいつまでも続きますように。