7期生・石黒さんより②

カナダで生活をされている7期生の石黒さんから2つ目の記事が届きました。石黒さんはカナダ・トロント在住40年以上です。

トロントとはどんな街?
ナイアガラの滝ってどのくらい大きいの?
どんな人たちが住んでいるの?

今回の記事では、そんなことを詳しく述べてくださっています。


今回の記事はカナダトロントについて少し書かせてもらいます。トロントはカナダ最大の都市で、人口はトロント市並びに周りのエリアも含めると600万人ぐらいになります。ここには世界中から人が集まり、色々の国から来た人たちが暮らしています。カナダの国の方針としてその国の文化習慣などを尊重しています。ここではアメリカでよく言われているメルテイングポットではなくてサラダボウルというように言われています。つまり個々の文化、習慣を尊重するということです。

(↑トロントの市庁舎)

地理的には五大湖の一つのオンタリオ湖の北側に位置して、その対岸南側はアメリカのニューヨーク州になります。五大湖は英語ではThe Great Lakes と言われます。一番小さなオンタリオ湖でも琵琶湖の29倍の広さがあり湖というよりも海の様に見えます。五大湖の水は真水で塩辛くはありません。五大湖の湖は運河でつながっていて、大きな外洋航路の貨物船が大西洋からセントローレンス川を通り、内陸部のシカゴまで行くことができます。

トロントから車で約2時間ぐらいの所に有名なナイアガラの滝があります。ナイアガラには大きな滝が二つありまして一般的に言われている滝は馬蹄形をしたカナダ滝のことを指します。ここには世界中から観光客が集まりトロントに来られる日本人の観光客の人たちは必ずこの滝を見に行かれます。この滝はちょうどカナダとアメリカの国境にあり、滝の横にある橋を歩いて渡るか、車で通ると対岸のアメリカのニューヨーク州に入れます。トロントからニューヨークの摩天楼があるマンハッタン島まで、車で11時間ぐらい、デトロイトまで4時間、シカゴまで8時間、それにモントリオールまで6時間という位置にあります。

(↑ナイアガラの滝を上から撮った写真)

(↑ナイアガラの滝を下から撮った写真)

トロントはカナダの経済、文化、スポーツ、商業の中心地です。大企業の本社の多くがトロントのダウンタウンにある高層ビルの中にあります。また自動車産業も盛んでトロントの近くに各メーカーの自動車組み立て工場があります。日本車関係では、トヨタ、ホンダの工場があります。ここで作られた自動車は主にアメリカに輸出されます。

トロントは緯度的にみると札幌に近いと思います。冬が長くまた寒いので、それが終わると人々の心は弾みます。5月の初めから緑がそこら一面に広がり花が咲き小鳥がさえずり、リスが走り回ります。トロントの5月から10月の中頃までの間は最高の天気が続きます。まるで地上の楽園です。とにかく素晴らしいの一言です。晴天の日が多く、湿度も低く緑がそこら中に溢れ、あちらこちらにある手入れの行き届いた公園で人々は夏を満喫します。私はトロントの夏は世界で最高の夏だと思っています。毎年行われる世界で住みやすい都市のランキングでいつもトップテンに入っています。

トロントには世界中から人々が集まってきて、お互いの文化習慣を尊重しながら皆さん平和に暮らしております。問題がないというわけではないのですが、これだけ文化的、人種的に違う人々が寄り集まって平和に生きていっている都市というのは素晴らしいと思います。トロントというか、オンタリオ州で使われている言語は、英語です。北アメリカの英語で、特にアメリカ南部のような強いなまりのある英語ではありません。標準的なわかりやすい米語です。日本からもたくさんの若い方たちが英語を習いにとかワーキングホリデーでトロントで暮らしています。

1975年の25歳の夏にカナダへの技術移民者として羽田をたってハワイ経由で、ロスアンゼルスに着きました。そこからグレイハウンドのバスを使って、アメリカ西海岸を北上してバンクーバーを目指しました。その時カナダではどこに住むのか決めていなくて、自分の目で確かめて納得の行くところに住もうと考えてバスで大きなカナダの都市を訪れてから判断しようと思い、バンクーバーからモントリオールまでバスでアメリカ大陸を横断しながら色々見て回り、結果として街の雰囲気などから判断してトロントが一番住みやすいような気がしました。今振り返って見ても自分の判断に間違いはなかったように思います。それ以来ずっとトロントに住んでおります。

トロントには長く住んでおりますが、ホームシックに成ったり日本に引き上げようと考えたことはありません。ここでは日本の物がほぼすべて手に入りますし、日本語のNHKを主体にしたテレビ放送、TV JAPAN、がニューヨークから放送されておりニュースも日本と同時に生で見ることもでき、何が日本で起こっているかすべてわかるようになっています。それに今ではインターネットの発達によって、瞬時に日本、海外の情報が手に入るようになりました。

カナダ、トロント在住、
阪南高校7期生、
石黒文雄


いかがでしたか?

確かに、地図で見てもカナダは大きいことが分かりますが、改めて考えると湖も滝も想像を超える規格外の大きさですね。そして、日本が恋しくならないほどの魅力が、カナダには他にもたくさんあるようです。

石黒さん、素敵な記事をありがとうございました。

前回の記事はこちら→「トロントでの野球観戦」

One thought on “7期生・石黒さんより②

  1. 石黒文雄 より:

    トロントと聞かれて奇妙な名前の様に感じられる方がいらっしゃるかもしれませんが、この言葉の意味は北アメリカの先住民の言葉で、人々が出会うところ、市場のような意味だといわれています。北アメリカの都市の名前は普通はイギリス系の名前が多いんですが、トロントといういい方はとてもユニークだと思います。

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