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大阪府立阪南高等学校同窓会

事務局だよりSERVICE&PRODUCTS

7期生 石黒さんより

またまた記事をくださいましたので、皆さんにお届けします。


【アメリカ東海岸クルーズ船の旅】


毎年夏前になると娘から今年の夏はどこに旅行に行きたいか聞いてくるんですけど、今年は聞かれなくて向こうの方で勝手に次の旅行先を決めたようで少し前に娘から連絡がありました。今年の夏はどこにも行かなくて来年の秋に娘家族と私達夫婦が東京からクルーズ船に乗って台湾(基隆)、香港、ベトナム(ホーチミンシティ―)、そして最終港のシンガポールまでのクルーズ船旅行に行く事を告げられました。そして乗る船が一時世間を騒がせたあの有名なダイヤモンドプリンセス号だという事も言われました。数年前にこの船の乗船客がコロナに感染してそれから日本中にコロナが広がりましたが今までにちゃんと清掃、衛生管理もされているので大丈夫だと思います。シンガポールに着いた後は2-3日ぶらぶらしてから又飛行機で東京まで帰ってそこから飛行機でトロントまで飛ぶみたいです。来年旅行に参加したときに又寄港地のレポートなどをお届けできればいいかなと思っています。

娘家族と行くクルーズ船旅行はコロナ前にアメリカ東海岸で経験しています。其の旅行に関して皆さんにもこの書面をお借りしてご報告させてもらおうかなと思います。クルーズ船はニューヨーク港から出発して途中フロリダ州にあるオーランド市に寄港、それから同じフロリダ半島最南端にあるマイアミ市、そして最終寄港地であるフロリダ半島東300キロ離れたバハマの避暑地ナッソウに着く予定になっていました。ニューヨークからナッソウまでの往復の旅行日程は約一週間でした。オーランド市にはあの有名なディズニーワールドがあります。カリフォルニアのロスアンジェルス市にあるのはディズニーランドと呼ばれて少し違いがあります。私はこの両方のディズニーの施設を過去訪れています。

トロントからニューヨーク市までは飛行機で約1時間15分ぐらいで着きます。空港から皆でタクシーに乗り、ニューヨーク港のクルーズ船停泊岸壁に向いました。岸壁についてクルーズ船を見た時にあまりの大きさに驚きました。とにかく大きくて自分では今までこんな大きな船を見たことはありませんでした。船の中に入るとまるで巨大なビルの空間にいるようで、すべての物が大きく感じられました。船の中にはエレベーターが4基ぐらい設置されていて高層ビルの中にいるような感じがしました。船の甲板の上にはプール、庭、人が歩くためのトラック、とにかくすべてが巨大に設定されておりました。クルーズ船事態一つの街というか市が中にあるような錯覚に陥ります。船の中にすべてが設定されているような感じがしました。船の中の調度品と言いますか、展示されている物はすごく高級に作られていて、とてもゴージャスな感じがしました。また船の中にはローラースケート場、ゴーカート場、映画館、劇場とお客さんを退屈させないないように色々な設備が整えられていました。


朝食と昼食は此処で食べます。色々な食べ物、飲み物を選ぶことができます。勿論食べ放題です。服装は普段着です。


椅子がたくさん並んでいるので、此処で日光浴ができます。甲板の上をジョッギングしたり、歩いたりできます。


私もこれが初めてのクルーズ船の旅だったんですが、クルーズ船で一番の楽しみは食べる事だと子供たちから言われました。レストランがある階、Breakfast,
Lunch は同じ階で食べたと思うんですがDinner
 は別の階で食べたと思います。その時はちゃんと正装をして食べました。食事に関してはお金を払う必要がなくて前もってすべて子供たちが払っていました。Dinner
で料理を用意してくれたウエイター、ウエイトレスの人達にも原則チップは払う必要はありませんでした。この料金も前もって払っていたようでした。とにかく船の上で食べるものに関してはすべて無料というかお金を払う必要がなくて、24時間何かを食べることができました。我々が食事中にちょっとしたハプニングがあり、驚きました。下の孫娘が食事中に食べ物を吐いてしまい、そばにいた係りの人に事情を説明するとその方が色々なところに連絡をしている様子で結局4-5人の人達が我々の周りに集まり、娘に事情を聴いたり、テーブルとか、ゆかを掃除したりとにかく大騒ぎになる所でした。私から言えばたかが小さな子供が食べ物を吐いたぐらいでなんで大騒ぎをする必要があるのかと最初思っておりましたが、船の中ではもし伝染病みたいなものが出てくると船すべてに感染してしまうので、こういうことに関してはとても敏感であると後で思いました。丁度コロナが流行する前で、私は関係者たちの行動がその時によく理解できていなかったと思います。


Dinner  のレストランに行く前です。写真の奥にレストランがあります。服装は正装です。レストランの食事は高級レストランとかわりありません。

ニューヨーク港を出てから船はアメリカ東海岸の沖数百キロをフロリダ半島を目指して南下していきました。最初の寄港地であるフロリダ半島中部ににあるオーランド市に着きました。ここでは10時間ぐらい滞在されると告げられ、子供たちが車を借りてオーランドにあるKennedy
Space
Center に連れて行ってくれました。スペースシャトルとかほかのロケットもこのセンターから打ち上げられます。私が行ったのはこのセンター内にあるVisitor
Center と言われているところで古いロケットの展示、スペースシャトルの実物展示、お土産館、色々な展示品がある所です。このビジターセンターからロケットの発射台まではシャトルバスが出ていたんですがあまりにも多くの人達がバス停で並んでいたので、私は発射台の方にはいきませんでした。展示館で実際にスペースシャトルを目の前で見てあまりの大きさ、複雑さとか、よく来んな大きなものが宇宙まで飛んで行ったものだと感心しておりました。スペースシャトルでいつも問題になっていた船底の熱を遮断するタイルも見れてこういう様に作られているのかなと自分で納得することができました。展示館の展示物に圧倒されました。


Kennedy Space  Center  の入り口を入ってすぐのところに展示されている古い使用済みのロケット。


スペースシャトル展示館内に展示されているスペースシャトル、アトランティス。

オーランド港を離れて次の目的地はフロリダ半島最南端にあるマイアミ市です。有名な観光地で休みの時などはアメリカ全土から観光客がこの町に押し寄せます。温暖な気候、素晴らしい白浜のビーチなどが観光客をひきつけます。私達がついたときはあいにくの雨で、行けるところが決まっていたようなんですがクルーズ船会社からマイアミ市の大きなショッピングモール行きの貸し切りバスが出るという事でそれに乗ってショッピングモールまで行きました。モールの中を歩いて少し買い物をして、軽い食事を食べて又バスに乗って船に帰りました。マイアミではあまり動けなかったんですが、もし又来る機会があれば、キーウエストの方まで車で行ってみたいなと思いました。


この船の排水量は168000トン、乗客4900人以上乗れるとのことです。まるで動く街という感じでした。船が建造されたところはドイツだという事です。


クルーズ船岸壁からすぐそこに立っているバハマの避暑地ナッソウへの歓迎ゲートです。

マイアミを後にした船は次の目的地のバハマ諸島の街ナッソウに向いました。フロリダ半島からナッソウまで約300キロの距離なんですが、この辺りまで来ると気候がめちゃ快適で、船の甲板に出ると海風と太陽がさんさんと降り注いできます。海の色も素敵な色で本当に素晴らしい所の様に思いました。ナッソウに着くと多くの人達が下船して、ナッソウの街に繰り出しました。クルーズ船の岸壁からナッソウの街まで歩いても15分ぐらいで着き、表通りには多くのお土産屋さんが立ち並んでいて多くの観光客が商品を買っていました。私は海岸に横付けされていたGlass
Boat
と呼ばれる船の真ん中がガラスになっている小さな観光船に乗って沖合の方まで連れて行ってもらい、海の底にいる魚とか生物を見せてもらいました。海はどこまでも透き通っていて、小さな魚がそこら中に泳いでいるのが見えました。又沖に行く途中で見たありとあらゆる豪華なヨットが留まっていました。アメリカ、ヨーロッパの大金持ちの人達が自分の豪華ヨットをこのバハマに持ってきてバケーションを楽しんでいると聞かされました。この様な大きくて豪華なヨットは日本では見れないと思います。

ナッソウの楽しい時間も終わり、船に帰りそれから船は出発港のニューヨークを目指して帰路につきました。船が無事ニューヨークの岸壁について、家族全員又飛行機に乗ってトロントまで帰ってきました。


バハマからニューヨークに帰港する途中、ちょうどノースキャロライナ州沖約300キロを航行中に見た大西洋上での日の出です。






バナースペース