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大阪府立阪南高等学校同窓会

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ようこそ先輩@-本編-

9月13日(金)5限目、現在の3年生(64期生)の「国際社会」の授業内で、卒業生である53期生の出口さんがご自身の留学やボランティアの体験をお話をされました。

タイトルはようこそ「先輩」ですが、我々にとっては「後輩」の母校での活躍とあらば、これはぜひ聞きにいかなければ!と、あつかましく授業にお邪魔してきました。



高校生約30人に混じって久しぶりに教室で受ける50分間の授業は、高校時代を思い出しとても懐かしく、また新鮮でもありました。

阪南高校では国際理解教育にも力を入れており、第二外国語が学べたり、姉妹校と国際交流ができるカリキュラムがあります。今回の「国際社会」の授業を受けている64期生の皆さんもきっと国際に関する何かしらの興味があったからこのコースを選んだんでしょう。先輩の海外での活躍を間近で聞けて、きっと得るものがあったと思います。

さて、では出口さんはこれまで海外でどのような活躍をされてきたのでしょうか?以下に経歴をまとめましたので、ぜひご覧ください!!

  【高校時代】
・ホームステイの受け入れ(タイ/NZ/韓国)
・タワカレッジ研修(NZ)
・豊原高校研修(台湾)
・大阪グローバル塾(イギリス)

【大学時代】
・HIAT(台湾)
・語学留学(カナダ)
・日本語パートナーズ(インドネシア)
・日本文化紹介(タイ)

【社会人時代】
・社内研修(オランダ)

国際プログラムが充実していたからという理由で阪南を受験されたというだけあって、阪南の国際関係のプログラムには殆ど全て参加されたそう。

また、大阪グローバル塾というのは、大阪府が実施している高校生等海外進学支援事業です。阪南以外が行っている留学や研修のプログラムについてもしっかりと情報を収集されていたのですね。(古いものですがリンクを貼っておきます。→大阪グローバル塾

 (出口さん)イギリスでは挫折も経験しました。自分はまあまあ英語ができる方だと思っていたんですが、他の参加者の英語レベルがとにかくすごくて。でもその挫折は自分のいい経験になったと思っています。

高校時代から積極的に国際交流をされていた出口さんですが、それは大学に入ってからも変わりませんでした。

大学選びの時期にたまたま行った龍谷大学のオープンキャンパスでビビッときて、即決したそうです。でもそれがご本人にとって充実した大学生活をすごせるいい決断だったんですね。直感って大事ですね。大学ではカナダのバンクーバーにある大学付属の語学学校に半年間の交換留学をされています。

 (出口さん)当時はTOEICでいうと700点超えくらいの英語力があったんですが、中国人留学生と一緒にシェイクスピアのリア王を発表するという難しい課題にも挑戦しました。拙い英語でジェスチャーも交えながらなんとか中国人留学生とコミュニケーションをとり、無事やり終えたときには達成感がありました。

留学をすると一言でいっても、語学学校はいくつもあるし、それぞれの学校にも特徴があるはずです。出口さんが数ある語学学校の中から、バンクーバーのその学校にした決め手はなんだったのでしょうか。

 (出口さん)その語学学校は、カナダ人学生に日本文化を紹介できるというオプションがあったんです。英語を勉強するだけのクラスは日本人をはじめ、主にアジア人が占めていました。日本人ともなるべく英語で会話するようにはしていましたが、カナダ人と交流することでカナダ人の友達ができたので、それがとてもよかったです。

日本人の悪い癖で、留学すれば英語がしゃべれるようになるとか、ついつい日本人とつるんでしまってせっかく留学したのに英語を話す機会がなかったということがあると思います。講義を聞いていても、出口さんは強い意志を持って留学をしたり、行動されているんだなあということがよく伝わってきました。

大学3回生の後期には、大学を休学して日本語パートナーズに参加。インドネシアに8ヵ月行かれました。

(↓日本語パートナーズについて知りたい方はこちら)


インドネシアは日本語学習者がとても多いことで知られています。そこでは現地の学校で日本語の授業をしたり、会話のパートナーとなったり、日本文化の体験を紹介したりされました。

 (出口さん)お寿司を作ったり、インドネシアの小麦粉を使ってうどん作りの体験をしてもらったり、日本の歌を教えたりしました。日本の紹介をいかに楽しくおもしろくするかを学ばせてもらいました。いくら日本の文化に興味がある学生を相手にしていても、工夫がないと飽きたり退屈そうにする学生もやっぱりいたので。ミサンガを編んだり消しゴムハンコを作ったりもしました。

お別れの時には、学生たちが出口さんに教えてもらっていた日本の歌を大合唱してくれたそうです(因みにゆずの「また会える日まで」)。これは涙腺崩壊案件ですね!きっと涙なしではいられなかったことでしょう!現地の学生たちにとても慕われていたことがよく分かります。

出口さんは社会人になってからも社員研修でオランダに行かれていました。今後もまた海外で仕事をしたいというのが現在の目標だそう。最後に、現役阪南3年生に向けてのメッセージをいただいています。

 (出口さん)英語が得意になるコツは、間違いや失敗を怖がらないこと。そして英語や海外に限らず、興味があることには何でもチャレンジしてほしいと思っています。

出口さんの益々のご活躍をお祈り申し上げます。
今回の出前授業のお話を聞く機会をくださった木林先生、取材にご協力いただいた出口さん、どうもありがとうございました。

・・・
と、ここで本編は終わりです。
実は今回の出口さんの晴れ舞台を応援しに、お友達が駆けつけていらっしゃったので、ついでにそちらの方にもお話をお伺いしました。<次回へ続く>








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