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期生会報告 17期(還暦同窓会)
2019年9月に還暦同窓会を開催された17期の方の原稿の掲載が大変遅くなりましたことを、深くお詫び申し上げます。以下に掲載させていただきます。
※追記:集合写真をUPしました(2022.05.20)
還暦同窓会を振り返って 17期生 下村淑子(旧姓 宗倉)令和元年9月15日、23年ぶりの学年同窓会をシェラトン都ホテル大阪にて開催。
春、「部活などの関わりも無く、今は同期生と繋がってない人もきっといると思うけど17期全員に還暦同窓会の案内状を出したいねん!手伝ってくれる?」と呼び掛けてくれたひとりの友人の愛と勇気が奇跡の始まりだった。彼女主導のもと、住所調べや当日のイベント計画を進めるうち、ネットワークは枝分かれして現役時代には知らなかった人たちと新たな友人関係も生まれていった。
当時の写真部員が大切に保管してくれていた大量の体育祭の白黒写真、そこには42年前の風が吹いていて、幹事たち所有の写真も加えた数百枚の青春の『とき』がスライドショーとなり、大きなスクリーンに映し出されたのは圧巻だった。BGMは、当時、放送部が流してくれていた下校時の『僕の贈り物』や、あの頃流行った音楽をシーンに合わせてシンセアレンジなどした曲をつけて、当日、誰もが笑みを浮かべ見上げてくれる姿に心から安堵した。
17期生は担当されなかった山口湧三先生が郵送してくださった30周年記念誌の、ある記事、それは今は亡き3年生時の担任、小井戸茂先生が寄稿されたもので、17期生修学旅行中国地方コースのバス事故を追憶されたその内容に、卒業して久しい私たちへ変わらず抱き続けてくださる温かい想いに感激し、このような先生方と素晴らしき仲間たちと過ごした日々がいよいよ愛おしく感じられた。
30歳で平成、60歳で令和を迎えた私たち。1年生時担任の松田研一先生は、ご自身の体験から、60代は人生で最も楽しい時期だったと、但しそれには3つの条件を満たす事が大切で、何かしら持病を持っていてもうまく付き合い、ある程度の貯金と良好な人間関係をもつことだとアドバイスくださり、これから始まる第2の青春に希望を持たせてくださった。
一方で反省点もある。8人もの先生方にお越し頂けるというので、1分間スピーチでお願いしたが短すぎた。今だから話してやろうと意気込んでくださった先生方に大変失礼な事をしてしまった。また、体育祭後夜祭ファイヤーストームを懐かしんでもらおうとオクラホマミキサーを流し始めたが、円が途切れたところでお相手がいなくなり踊れず急遽マイムマイムに変更。また、お開きの時になってお料理が残っている事に気づき、それまでに幹事として声かけ出来なかったことが悔やまれた。
ひとりの情熱と行動力は周囲の勇気をも誘い、初めて出席したという人も多く、総勢150名、当日は参加できなくても準備手伝うよ!と企画や動画編集に尽力してくれた人々の協力もあって成功した様は、まさに春に植えた苗をみんなで育て秋に結実したようだった。同窓会当日は勿論の事、幹事としてその準備に携われた4か月間も、再び高校時代に戻ったような優しく躍動的な日々だった。そして1か月経った今も未だにその余韻に浸れる幸せを感じている。
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